今日も一日お疲れ様です。最近、ご加減はいかがでしょうか。
前回はデメリット①を紹介いたしましたので、今回は続きでデメリット②を紹介いたします。
市役所職員への就職・転職のご参考になれば幸いです。

完全週休2日・土日祝休みは確約されていない!?

「役所は土日祝休みで、お盆も年末年始も、休みが多くていいなぁ」

と思っていませんか!?それは勘違いです。
まず、8割の職員については、土日祝休みで間違いないです。年末年始は12/29~1/3は休みになります。
しかし、お盆には決まった休みがありません。カレンダー通りといったほうが分かりやすいかと思います。
お盆に休みがない代わりに、夏季休暇というものがあります。多くの自治体では6~9月に4~8日の休暇が付与され、自身や職場の都合を考慮して休みが取れます。(自治体によって制度がマチマチなので、付与日数が異なります)
ただ、夏季休暇を優先して消化しないといけないため、有給休暇が使用しづらいです。
夏季休暇は完全消化しないといけないですが、忙しくて休めない方は、休んだことにして出勤している人もチラホラ。
また、土日や平日夜間に窓口を開設~など、市民サービスを手厚くすることで土日休みでなくなってしまう職員もいます。

また、冒頭に「8割の職員」と紹介しました。残り2割は土日祝休みではありません。
大体その1割は出先機関の職員です。図書館、支所などの出先機関では土日祝に開館しているところが多いため、土日祝のどれかはお休みにして、残り1日は平日に休むなど、シフト制を取っているところが多いです。
また、残り1割はイベント関連の部署の職員です。土日のイベントは基本出勤になるため、代休として平日に休みになります。しかし、イベント関連の部署は激務なところが多いため、その代休も取れないことが多いのが現状です。

といったように、「絶対に土日休みがいい」といった方には不安になると思います。
これも、『部署次第』といったところでしょうか。。。

残業が多い…

「役所は毎日定時帰りでしょ!?」と思っている方もいるかもしれません。60代以上の方はそういった誤解をされている方が多いと思います。

意外と残業が多いんです。おそらく今のほとんどの民間企業より、残業が多いと思います。民間企業は36協定や最近の法改正で、月45時間未満で残業を抑えているところが多いと思います。違反すると罰則もありますし、労基が入って是正措置を受けたりと面倒なことが多いですから、それがリスクにもなりますので、残業が減っているところが多いと思います。

一方、役所では労働基準法の一部が適用除外されているため、残業規制についてはゆるゆるです。
財政、イベント関連部署、人事、福祉関連部署、などは残業が多く、人にもよりますが、月80時間以上残業している職員もいます。コロナ渦での対応で月200時間残業している上司もいました。(怖い)
最近は霞が関の長時間労働が問題視されて、認知が進んできていると思いますが、地方の役所もそういった面があるのは知っていただいた方がよいと思います。(さすがに霞が関まで酷いところは少ないと思いますが)

残業代が満額支給されない!?

先ほど、残業が多いと紹介いたしましたが、残業代が満額支給されないことも多々あります。

コンプライアンスを遵守している企業であれば、社員証やタイムカードで1分単位で労働時間が管理され、残業は満額支給されていると思います。
しかし、役所によってはタイムカードすらないところが多いです。PCの労務管理のところで残業した時間を申請する形で残業時間を計上しています。役所によっては15分単位でしか申請できなかったりします。

また、8時30分始業のところ、端末の立ち上げや清掃などで8時過ぎに出勤したとしても、その間の時間外労働を申請できないところが多いです。役所や部署によっては、17時15分終業後、19時以降の分しか残業代を申請できなかったりします。その間はタダ働きということです。

なお、役所の業務は前年度に決定した予算に沿っているため、予算が尽きて残業代が支給されない場合もあります。

転職レベル!?

デメリット①でも紹介いたしましたが、役所の異動は転職レベルで職場環境や業務内容が変わります。経理業務をやっていた翌日に窓口対応しているってことも起きます。また、職場に知り合いがいなければ、またイチから関係性を構築しないといけません。それを忙しい年度初めにしないといけないため、非常にストレスが溜まります。

土日祝休みだったのに、シフト制の部署になってしまったりで、お子様がおられる職員にはしんどい思いをするかもしれません。

昇給・昇進が遅い

役所は民間企業のように業績といった指標がないため、給与の上がり方は緩やかです。給与表の号級に沿って昇給していくため、大体1年で6000円ほどしか上がりません。また、ボーナス(賞与)は4.5か月分ほどです。
人事評価が曖昧なため、頑張って成果を上げている人も、サボっている人も、給与の上がり幅にはさほど差がありません。あって、数千円程度です。そのため、自分の頑張りが評価されずに、悔しい思いをしたりやる気を失う場合があります。

そこまでの水準ではない企業からしたら、昇給・賞与についてはメリットに感じられるかもしれません。
ただ、頑張ってもサボっても給与に変化は少ないということを頭に入れておいた方がいいと思います。年功序列なため、サボっている・使えない上司がいたとしても、自分より給与が高いです。それに我慢が出来れば大丈夫です。

キャリアパスが描けない

「あの部署に行きたい」、「あの業務に携わりたい」と人事評価で希望を出したとしても、残念ながらその希望が通ることはごく稀です。デメリット①でも紹介いたしましたが、部署異動は椅子取りゲームのようなもののため、職員個人個人の特性に合わせたキャリアを描くことが難しいです。

そのため、入庁する前に自分がやりたいと思っていたことができるとは限りません。できないことのようが多いです。資格職で入庁した場合を除き、大学の専攻や前職の経験などもあまり関係ありません。

泥臭い仕事もある

人事や広報、税務などやりたい職種や一部のキラキラした部署があります。そこを希望して入庁した職員もいます。

しかし、やりたくない仕事をやらないといけないのが実情です。まぁ、仕事してお金を稼ぐんですから、やりたくないことをやらないといけないのは当然といけば当然です。ただ、毎日毎日、クレーム対応、窓口で市民から罵声を浴びせられる、道路の動物の死骸処理、用水路の掃除など、そういったこともやらないといけない場合があります。

また、PTAなどを任されることも多々あります。「市職員だったらやってくれるよね?」と足元を見られて断りづらいことを頼まれて損をする気持ちになることもあります。

最後に

前回のデメリット①と今回のデメリット②で色々と市職員としてのデメリットを記載してきました。
市職員に限らず、どの仕事にもメリット・デメリットがあると思いますが、市職員の独特のメリット・デメリットがありますので、それらを考慮したうえで志望するか考えていただいた方がよろしいかと思います。

今はXなどでも市職員の生の声(SNSの特性上、愚痴が多いと思います)を見ることができますので、それらを見ても参考になると思います。

最後までお読みいただきまして、まことにありがとうございます。