わたしの鬱病の状態を紹介します。
同じような思いをして苦しんでおられるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
自分ひとりではないと分かれば、少しでも自分を責めたり、しかたないと良い意味で諦めもつくのではないでしょうか。
わたしの初期症状
私の場合、親の介護とこどもの育児が大変な状況のなか、職場の人事異動により、職場環境・人間関係・仕事内容が一変しました。
公務員の方ならご存じのとおりと思いますが、職員の人事異動って、転職のようなものなんですよね。
前の日まで窓口対応していたと思いきや、次の日には地域のお祭りの準備をしていたり、契約や管財の処理をしたり、決算業務をしていたり、職場も変わったりします…etc…
ほんとにイチから構築していかないといけません。仕事内容も人間関係も。
新たに携わる業務の前任者も異動して同じ状況のため、なかなか引継ぎの時間を確保してくれません。
A4の紙一枚に、業務一覧・処理する時期などの羅列のみで、「これでどう業務を回せと?」と絶望します。
それを3~5年周期でやってきましたが、負荷が高い仕事で人間関係や職場環境が合わない状態になったときに、「2,3か月がんばっていれば慣れて楽になるだろう」と思ってやっていました。ところが、徐々に夜眠れなくなってきて、一晩に3時間ほどの睡眠時間になってしました。また、食欲も落ち一日一食になりひと月で5kg体重が落ちました。
重症化…
睡眠と食事は大事です。睡眠時間が減って、日中つねに眠気に襲われますが、仕事で眠れません。食事が減って体重も減ったので、体力が減ります。睡眠時間の減少もあり、すぐに疲れやすくなりました。
そんな生活を2か月ほど続けていると、自分に嫌気がさしてきます。
「日中あんなに眠たいのに、なんで夜眠れないんだ」
「仕事中にこんなにぼーとしていたらいけない」
「自分のなにがいけないんだろう」
「自分はなんてダメなんだ」
とドンドン自分を責めるようになります。
すると、これまでの自分の選択や今の環境に拒否反応が出てきました。
「あの時に戻りたい」
「なんでこんなことになってしまったのか」
とドンドン後悔の念が強くなっていきました。
その後、ずっと涙が出てくるようになりました。
「もうどうしようもないんだ」
「誰も助けてくれない」
仕事に行くのがしんどくなりました。
休職へ
そんな状態なので、心配した妻から
「そんなんだったら、仕事休んだら?」
「仕事を辞めてもいいよ」
と言われました。
始めは、「ここで仕事を休んでしまったら、周りにも迷惑をかけるし、休んだら戻りづらくなってしまう」と思い、無理やりにでも仕事に行っていました。
しかし、次第に「もう死にたい」
「生きていたくない」
「どこかに消えてしまいたい」
「周りなんてどうでもいい」
と思うようになりました。
ここで、妻からストップがかかり、精神科医を受診しました。
今の思いを医師に伝えたところ、
「典型的なうつ病の症状です」
「すぐにでも休んでください」
と診断書が発行されました。
翌日、職場に診断書を提出するのを躊躇しましたが、
そこは勇気をもって、提出しました。
すると、職場の理解もあり、その時点からお休みとなり、早上がりをして帰宅しました。
当然、後ろめたい気持ちと情けない気持ちがありました。
「休みたくない」と思っていました。
休職のはじまりから3ヶ月まで
ここからのお話は、次の記事で紹介しようと思います。
端的に言えば、「休んでいてもしんどい」でした。
次回もよろしくお願いいたします。。。