お疲れ様です。今日の気分はいかがでしょうか。
良い一日になるといいですね、明日も良い一日でありますように。
前回、「市役所職員として働くなかで思うこと~メリット編①~」にて、様々なメリットを紹介させていただきました。
- 毎年、必ず昇給がある(2000円~10,000円)
- 毎年、必ず賞与がある(年間4.5か月分ほど)
- 福利厚生が充実している
- 利益追求がない
- (部署による)定時で帰れる
- (部署による)土日祝休み
- (部署による)仕事の内容が生活に役立つ
- (部署による)地域に貢献した実感が持てる
前回は「福利厚生が充実している」まで紹介いたしましたので、後編として残りを紹介いたします。
利益追求がない
民間企業のように利益追求する必要はありません。
そこは、精神的にはゆとりが持てるメリットだと感じます。
利益追求となると、半期の数値目標やそこまでの行動計画を立て、それに向かって日々仕事をしていくと存じます。一部、金融業などでは上司から契約件数などで追及されることもあるかと思います。
そのあたりは、市役所職員はゆるいのかなと感じます。一応、半期ごとの目標などは立てますが、そこまで綿密ではありません。大まかに言うと、異動一年目は「担当業務を覚え独力で遂行する」。二年目は「一年目を踏まえ正確性を上げ、効率を上げる」。三年目以降は「異動者に業務を教えながら、事業の改善や新規事業の提案」。といった形で、大体、目標設定は固定されます。市役所職員の特性上、3~5年周期で異動を繰り返します。上司も同じなため、上司に業務を教えることもありますし、上司も部下の担当業務を詳細には把握できていません。そのため、目標設定を大まかなものにしても、スムーズに通ります。
達成評価も上司は詳細には把握できていないため、大体、良い~普通の評価で落ち着きます。頑張りすぎても、頑張りすぎなくても、あまり評価は変わりません。課内職員における相対評価になるため、上位何人は最も良い評価、残りは良い~普通の評価になります。そのため、あまり仕事しない人でも他と同じくらい昇給されます。このあたりはデメリットと捉えられるかもしれません。
また、公共事業全般を請け負うため、費用対効果などをあまり算出して事業を組み立てません。この事業には、〇〇が必要で、課内職員では遂行が難しい場合は外部の民間企業等に委託します。基本的に高額な委託料の場合は、公募になりますが、業者のなかで提示した価格が最も低い業者と委託契約をします。業者の良し悪しはあまり考慮されません。そのため、契約した業者によっては、こちらの手間が増えることもままあります。このあたりが非効率だと感じます。費用対効果をあまり考慮せずに委託契約をしてしまうため、実際の事業進行に支障が出て、こちらの残業などで費用がかさんでしまいます。また、物品購入時もあらかじめ提携している業者に発注しての購入になるため、アスクルやAmazon等が仮に最安値だとしても、提携していない場合は購入できないため、費用がかさみます。
そんなこんなで、各事業について大体は前年度と同じような費用になるため、少しでも減額を…という動きは、あまり少ないです。一応、予算編成時に査定などを受けて多少削られたりしますが、その事業を理解しているのは担当職員のみのため、細かくは査定が難しいところです。
そういった理由で利益追求が難しいです。窓口対応などしても、そこで利益とは?と、そもそもなります。基本的には税金を元に市民にサービスを提供しているため、金銭の授受はほとんどありません。(証明書の発行などの手数料くらいでしょうか) そのため、利益を出そうと思っても出来ないシステムのため、追求できないのが正直なところです。
そのため、契約件数〇件!、売上金額〇円!等、あまり数値で計れない仕事です。
そういった利益追求が苦手・嫌な方はいい職場だと思います。
(部署による)定時で帰れる
※ 最初に記載しておきます。「(部署による)」と記載がある場合は、所属する部署によって状況はマチマチなため、どちらの傾向でも説明させていただきます。
「公務員は毎日定時で帰れて…」という固定観念は幻想です。むしろ毎日、定時で帰れる部署は少ないです。
担当業務や上司の采配などによって変わります。早く帰れる部署、早く帰れそうな業務を担当する人は、基本的に定時で帰れます。ただ、全庁の5%もないかもしれません。一週間のうち1,2日は早く帰れる日もあるかもしれません。水曜日や金曜日がノー残業デーとして設定されている職場もあると思います。ただ、受け持ち業務によっては、繁忙期があるため、年度末・年度初めが忙しかったり、毎月末・月初めが忙しかったり、国や県からの依頼がある時に一気に忙しくなったり、法令やシステムが変更される時に忙しくなったり、予算編成や議会対応の期間に忙しくなったり、イベントがあったりと、本当に業務によってマチマチです。
仕事が出来る人は比較的多くの業務を任せられる傾向があるため、そのような人は残業が多くなる傾向にあります。仕事が出来ていても定時内で処理できるキャパ以上に任せられてしまうと、どうしても残業してしまいますよね。
定時で帰れるかどうかは、部署・上司・担当業務によるとお考えください。
ただし、異動によってその状況は好転もすれば悪くもなります。
(部署による)土日祝休み
「公務員は土日祝休めて休みが多い…」という固定観念も幻想です。
大体の部署は土日祝休みが多いですが、出先機関などはシフト制になっているところが多いです。お近くの図書館や〇〇センター等、むしろ土日祝日の方が忙しそうなところがあると思います。そういった出先機関は会計年度任用職員(パート社員のようなもの)が多くいますが、正規職員ももちろんいます。そういったところは、お休みがシフト制ですが、窓口対応など定型業務が多いため、残業が少ない傾向にあります。余談ですが、本庁よりも負荷が比較的少ないため、休職後などの職員が配置される傾向が高いです。
また、本庁は基本的には土日祝休みが多いですが、原則カレンダー通りです。そのため、お盆休みはありません。お盆休みがない代わりに、夏季期間(6~10月、7~9月など期間は役所によって異なる)に使用できる特別有給休暇が4~6日(日数についても役所によって異なる)があります。ただ、その休暇を優先的に使う必要があるため、その期間は普通の有給休暇を使うのが難しい傾向にあります。(もちろん、特別有給休暇を使ってさらに普通の有給休暇を何日も使う職員もいます)お盆は親戚やこどもが多い40~60代の職員が多く休む傾向にあり、若手はお盆にあまり休みを取らない傾向にあります。(ただ、お盆の期間は「役所もお休み」と思っている市民もいるため、比較的まったりした雰囲気で忙しくない傾向です)
なお、年末年始については12/29~1/3が休みのところが多いです。(令和7年や令和8年のように曜日の都合がいいと9連休になったりします。例:12/27が土曜日、12/28が日曜日、1/4が日曜日のように12/29~1/3が土日で挟まれると9連休!!)
ただし、土日祝が完全に休みだと業務に支障がある部署(出先機関、図書館など)は、シフト制になっています。また、昨今はサービス拡充のため、土日窓口を開設している窓口部署もあります。
そのため、完全に土日祝日が休みだ!とは思わないようにした方がよろしいかなと思います。
(部署による)仕事の内容が生活に役立つ
窓口関係の部署ですと、市民が手続きを要する、生活に直結する業務が多々あるため、仕事を通して生活に役立つことが多いです。
例えば、税関係の部署だと、確定申告や固定資産税などの仕組みに詳しくなります。自分で節税する知恵を養うこともできると思います。戸籍関係だと、届書の書き方や届の仕組み(相続税対策のために養子縁組をする)などを把握できると思います。国民健康保険関係だと、金額の算出や高額医療費などの制度の把握ができます。こども関係だと、市内のお出かけスポットや児童手当関係の制度の把握ができます。
以上のように、生活に役立つ業務がたくさんあるので、そういった部署に行くと今後の生活がより豊かになるのかなと思います。
(部署による)地域に貢献した実感が持てる
水道関係部署、道路関係部署、地域振興関係部署など、その市区町村のインフラ等に直結した業務がある部署だと、その地域に貢献していると思えると思います。また、窓口部署だと、市民や団体、業者と直接かかわり、時には感謝の言葉をいただくなどがあるため、直接的に貢献できた実感が持てると思います。
自分がどの程度、地域貢献に対しての意欲があるかで、この要素の重要度が変わってくると思います。そのため、例えば、「自分が生まれ育ったこの市区町村に貢献したい!」と強く思う場合は、仕事を通して、自分の満足度も上がると思います。
最後に
以上、2つの記事に分けて、市区町村役場の職員として働くメリットをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?ご自身の重要度によって、捉え方はいろいろあると思いますが、少しでもご参考になれば幸いです。
今後もこういった市区町村役場職員として働く…ということにスポットして投稿していきますので、よろしければご覧いただければと思います。
最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。